【会社を辞める人必見】失業手当で損をしない方法!!

この記事は会社を辞めることを考えている人、失業手当を損しないでもらいたい人の参考になると思います

こんにちはっ!

簿記三級を勉強していたら公認会計士に「え?一級レベルなのに三級から受けるの?!」
と言われ、ちょっぴり嬉しいにやけ顔の男
むぎわらです

今回は失業手当がテーマです

みなさん失業手当もらったことありますか?

私は大学卒業と同時に今の会社に就職して、一度も転職を経験したことがないので
失業手当をもらったことはありませんが

失敗しながらも学びながら10年以上人事労務業務をしている私が、
失業手当の損をしない方法について説明します

そもそも失業手当とは

皆さんがよくいう失業手当というのは正式には雇用保険と呼ばれる公的保険制度の一つで

雇用保険制度 にある 失業等給付 の 求職者給付(基本手当)のことです

つまり、仕事をやめたら(失業したら)もらえる手当ではなく、

仕事をやめて(雇用保険被保険者から外れて)、
次の職場が見つかるまでの期間もらうことができる手当のことです

会社を辞めることを考えている人はこれを覚えてれば大丈夫

会社を辞めることを考えている人、失業手当をもらいたいと考えている人は
以下のことを覚えてていてください

  1. やめる前の直近6ヶ月は休まずに働いたほうがいい
  2. 誕生日がくるともらえる支給額が変わる
  3. 自分がどのくらいの期間働いたか把握する

どういうことか一つずつ説明していきたいと思います

失業手当の金額の決まり方

まず失業手当は

  • 直近の6ヶ月の賃金の総額
  • 仕事を辞める時の年齢
  • 雇用保険に加入していた期間

基本的にはこの3つの条件で決まります

やめる前の直近の6ヶ月は休まずに働いたほうがいい

やめる前ギリギリまで社畜のように働きなさい!!」ということではありません

これはどういうことかというと

失業手当の金額は直近の6ヶ月の賃金で決まるからです

例えば、1日1万円、20日勤務で月20万もらっていた会社員が
3月に退職した場合、過去6ヶ月間の給与は以下の表のとおりになります

  3月200,000円
  2月200,000円
  1月200,000円
  12月200,000円
  11月200,000円
  10月  200,000円

20万 × 6ヶ月 = 120万円 が失業手当の計算をする対象の金額になります
これは年次有給休暇、残業手当、通勤手当、住宅手当等も含んだ金額です
※賞与や退職金は含まれません

失業手当の日額は、支給総額を180日で割った金額の50~80%になります。

賃金が高いほど低い割合になり、賃金が低いと高い割合になります

これが例えば退職前だから、
どうせやめるから毎月5日間くらい休んだとしましょう

1日1万円、20日勤務で月20万もらっていた会社員の給料は15万円になります

  3月150,000円
  2月150,000円
  1月150,000円
  12月150,000円
  11月150,000円
  10月  150,000円

15万 × 6ヶ月 = 90万円 が失業手当の計算をする対象の金額になります

これまでいくら頑張っていても退職する6か月間、休んだりして給料を減らしてしまったら
対象となる金額が減ってしまい、もらえる失業手当のお金が減ってしまうことになります

年次有給休暇で休む場合は基本給は下がりませんが、会社によっては通勤手当や他の手当が減ってしまうことがあるため、年次有給休暇を取る場合は会社の規定をしっかり確認しましょう

逆に退職する前の6か月間だけたくさん働けばその分給与が増えて失業手当も増えるという裏技もあります笑

誕生日がくるともらえる支給額が変わる

失業手当は年齢によって支給条件が変わります

失業手当の日額の上限は、表のとおりです

年齢           失業手当の上限額額
30歳未満6,850円
30歳以上45歳未満7,605円
45歳以上60歳未満8,370円
60歳以上65歳未満7,186円
令和2年8月1日現在

つまり、もうすぐで30歳、45歳になりそうなときは、
誕生日をすぎてから会社を辞めると失業手当の上限額があがるので
それを待ってから辞めるといいかもしれません

逆に60歳になる前までに辞めると、上限額が下がらずに失業手当をもらうことができます

自分がどのくらいの期間働いたか把握する

失業手当は働いた期間によっても、もらえる失業手当の日数が変わってきます

働いた期間
被保険者であった期間   
失業手当のもらえる日数
10年未満90日
10年以上20年未満120日
20年以上150日
※これは一般的な退職の場合の日数です。障がいをお持ちの場合や倒産等で離職した場合はもらえる日数が異なります

つまり、あと一ヶ月で10年以上になる、20年になるといった場合は
その期間まで待って辞めたほうがもらえる日数が30日も違うことになります

失業手当の日額が5,000円だとすると、5,000円×30日で150,000円も差がでることになります

まとめ

失業保険は

  • 直近の6ヶ月の賃金の総額
  • 仕事を辞める時の年齢
  • 雇用保険に加入していた期間

基本的にはこの3つの条件できまります

なので

退職を考えている人、失業手当をもらいたいと考えている人は

  1. 退職前の直近6ヶ月は休まずに働いたほうがいい
  2. 誕生日がくるともらえる支給額が変わる
  3. 自分がどのくらいの期間働いたか把握する

この3つを意識することで、損することなく失業手当をもらうことができます

もちろん、退職を考えているということは、なにかしら会社に不満を感じていたりすることが
ほとんどなので失業手当の支給額ばかり気にして無理に働き続ける必要はないと思います

無理に働いたばかりに精神的に病んでしまって働くことができなくなってしまったでは
今後の生活が大変になり、本末転倒ですからね

ですが、少しでもお得に失業手当をもらいたい方、会社を辞めることを考えている方は参考にしてみてください!

以上です!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

おつおつ~

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